2024.02.22
精密板金総合加工事業を行う株式会社コプレック(静岡県掛川市、代表取締役社長 小林永典、以下コプレック)は、デザイン規定集YELLOW BOOK(以下、イエローブック)とブランディングに取り組んだ過程をまとめたSILVER BOOK(以下、シルバーブック)を発行したことをお知らせします。本件は、コプレックが取り組むブランディングプロジェクトの一環として制作したもので、プロジェクトの骨格作りである第1フェーズの集大成を表現し、ブランドを外に発信する第2フェーズの基盤となるものです。
イエローブックとシルバーブックの内容
2022年から当社が取り組んできたブランディングプロジェクトでは、デザインを重視しプロジェクトを進めてきました。そのため、コーポレートロゴの刷新や、コーポレートカラーやオリジナルのフォントを設定し、工場内をはじめ、社内のあらゆる場所や発信に活用を始めています。
今回発行したイエローブックは、ブランディングプロジェクトの基盤となるデザイン基準をまとめたもので、当社の従業員が自ら働きやすい環境を整えるためのガイドラインです。イエローブックは、当社のデザインガイドラインであると同時に、「製造業の新たなスタンダードを作っていく」というブランディングプロジェクトのビジョンに基づいて制作しており、これからの工場のあり方の参考書となっていくことも目指しています。また、シルバーブックは、ブランディングプロジェクトの基盤づくりである第1フェーズをまとめたフォトブックで、当社の変化の記録を残すとともに、変化の中でも決して変わらないものづくりへの信念を表現したものです。
ブランディングプロジェクト―「工場を、誇ろう。」
当社は、1951年創業の精密板金総合加工事業を行う企業です。ものづくり日本を下支えしてきた歴史を持っていますが、それは同時にコストダウンとともに歩んできた歴史でもあります。当社だけではなく、工場を軸に事業運営をする製造企業の多くは、コストダウンのために快適とはほど遠い環境で従業員が働いています。このような状況に対し、工場で働く人々の環境を変え、快適で安心して過ごせる場所を作りたいという思いや、工場で働く人々の地位とプライドを高め、製造業の新たなスタンダードを作っていきたいという思いから、2022年より「工場を、誇ろう。」を企業理念、またプロジェクトのスローガンとして掲げ、ブランディングに取り組んできました。このプロジェクトは、一企業のブランディングの枠を超え、地方の小規模製造企業から日本の製造業界全体に一石を投じるプロジェクトとして捉え、現在も進行しています。
ブランディングプロジェクトの歩み
2022年より開始した本プロジェクトは、2023年までを第1フェーズとし、ブランドの骨格作りをする期間として活動してきました。この間には下記のような活動を行っています。
・企業理念「工場を、誇ろう。」と行動指針の策定
・企業ロゴの刷新
・コーポレートカラーの設定
・オリジナルフォントの作成
・ブランド基準を反映した新工場の設立
・コーポレートサイトのリニューアル
・コーポレートムービーの制作
・ユニフォーム制作
・社員携帯用冊子 BLUE BOOKの制作
・デザインガイドラインYELLOW BOOKの制作
・プロジェクトフォトブックSILVER BOOKの制作
ブランディングプロジェクトの取り組みによって、求職者が初年度は前年度比271%、2年目は前年度比350%に増加したことや、取り組みを知った企業や団体等による会社見学が60組以上となるなど、当社の事業に変化が起こり始めています。
2024年からはブランディングプロジェクトの第2フェーズと位置づけ、この取り組みを発信していくプロセスに入りました。当社の企業理念であり、ブランディングプロジェクトのスローガンでもある「工場を、誇ろう。」が全国の製造業に波及し、働く場所としての工場の魅力を高め、働く人の活力となり、日本の製造業の新たなスタンダードを生み出すことを目指してまいります。