2024.09.19

【ニュースリリース】温室効果ガスの削減目標で中小企業版SBTの認定を取得
脱炭素経営の実現に向けて本格始動

株式会社コプレック(静岡県掛川市、代表取締役社長 小林永典、以下コプレック)は、温室効果ガスの削減目標について、SBTi(Science Based Targetsイニシアチブ)※1によるSBT短期目標の認定を取得したことをお知らせします。

SBT

コプレックは、事業活動による温室効果ガスの排出を重要な社会的課題と捉えています。この度、2030年までに自社が排出する温室効果ガス(Scope1,2)を総量で46%削減する排出削減目標※2を設定し、SBTの認定を取得しました。

SBTは、パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標です。認定企業は、2024年3月の時点において世界で4,779社にのぼり、そのうち日本企業が904社含まれています(図1)。SBTが削減対象とする排出量は、サプライチェーン排出量であり、事業者自らの排出だけではなく、事業活動に関係するあらゆる排出を合計した排出量です(図2)。今回コプレックが取得した中小企業版SBTは、サプライチェーン総排出量のうち、自社の排出量(Scope1、Scope2)を対象としています。

図1 SBTに参加する日本企業の推移 (出典:環境省「SBT(Science Based Targets)について」)
図2 SBTが削減対象とする排出量  (出典:環境省「SBT(Science Based Targets)について」)

当社は現在、「工場を、誇ろう。」を企業理念に掲げ、製造業の現場に根付いたコスト意識の偏重から脱却し、人的投資を進めることで次世代の成長を目指す、製造業の新たなスタンダードの確立を目指しています。脱炭素への貢献もまた、企業規模を問わず製造業が取り組むべきスタンダードな活動として捉え、環境改善に貢献してまいります。

 

※1 SBTイニシアチブとは、2015年に環境情報の開示に関する国際NGOであるCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で設立した国際的なイニシアチブです。パリ協定目標達成に向け、企業に対して科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定することを推進しています。
https://sciencebasedtargets.org/

※2 2019年の排出量からの算出